はじめに今回は太宰治の書いた「パンドラの匣」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 この作品は青年が親友にあてた手紙形式で描かれており、手紙のなかで青年は自分が結核患者としての療養生活を親友に綴っています。 時代は第二次世界大戦、終戦後。そして舞台は結核患者を集めた病院ではありますが決して暗い作品ではなく、むしろ新しい時代に向かって生きていこうとする若い日本人達が描かれています。 私🍏はいつもこの本を読み返すたびに「非常に爽やかで気持ちいい本だな」という印象を受けますのでまだ読んだことが無い人は是非手にとって見てください あらすじ結核を患ったひばりは学校に通うのを諦め、結核患者を集めた「健康道場」という病院に入る。ひばりはそこでの生活や一緒に療養生活を行っている患者・看護師について書いた手紙を親友に送る。 敗戦後、貧しい日本という国において何も生み出せ
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