佐川急便を傘下に持つSGホールディングスは4月22日、海外事業統括会社「SGホールディングス・グローバルPTE.LTD.」(SGHG)が、100%出資の新会社「SG佐川ベトナム」での貨物・物流サービスを5月からベトナム国内で開始すると発表した。 SGHGでは、これまでベトナム資本との合弁会社である「佐川急便ベトナム」によって事業を展開してきた。同社では、運送、通関、保管、船積みなどを一貫して行う「フォワーディング」から、国際エクスプレス、国内宅配便、引越まで広範な事業を行ってきた。 「佐川急便ベトナム」は1997年に設立され、まず航空・海上貨物輸出入事業、国内トラック事業、倉庫事業を開始した。2011年9月には、衣料品、雑貨等の検針・検品事業にも乗り出した。 さらに12年3月からハノイ市、ホーチミン市で、日系物流企業として初めて宅配便事業に参入した。ベトナム特有の交通事情も考慮した安全運転