仏教の説話が元なのか、古い言い伝えとかが変化したのか。 ある山にうさぎとさるときつねが住んでいました。その三匹は「ぼくたちが助け合っているように、困ってる人がいたら助けようね」といつも言い合っていたんだとか。 で、ある空腹の旅人がこの三匹の前に現れて「空腹で困っています、なにか食べるものはありませんか」と聞くと、さるは得意な木登りで、きつねは得意な魚つかみで旅人の空腹をなんとかしようとがんばるのですが、うさぎにはそんな得意なものがありません。 いろいろうさぎなりに努力したんだけど結局旅人のためにしてあげられることがなにも見つけられず、最後にうさぎは旅人に向かって 「どうぞ、僕をたべてください」 そういい終わるが早いかうさぎは焚き火の中に飛び込みます。さるときつねは必死で助けようとしたのですが間に合わず、うさぎは燃え死んでしまいます。 実はこの旅人、三匹の本気を確かめようとおもった神様で、う