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ブックマーク / zenn.dev/satoru_takeuchi (4)

  • 機能は追加すればいいというものではない

    みなさん、新機能は好きですか。ソフトウェアへの機能追加は、ユーザ目線で単純に考えると「できることが増えていくのでよい」という響きを帯びています。しかし実際は、長く使われるソフトウェアであればあるほど、新機能を追加すべきかどうかはものすごく気を使って決めるものであって、やればいいというものではないのです。この記事の目的は、新機能の追加には細心の注意が必要だとわかってもらうことです。おもな対象読者はソフトウェアを長期間メンテしたことがないかたがたです。 みなさんが使っているOSSに新機能を追加するPRを送った場合を考えてみましょう。ここで重要なのは、PRが送られてきたメンテナやコミッタといわれるコア開発者たちの立場になって考えることです。彼らの役割は、自分たちを含むユーザがそのソフトウェアを使い続けられるようにメンテし続けることです。このメンテのコストに注目すると、機能追加は基的にコストを上

    機能は追加すればいいというものではない
  • 問題の検出からバグ修正までの流れ

    記事はruiさんのnote記事に触発されて書きました。記事を書くに至った背景となった文を引用します。 私はプログラミングは結構自信があるんですが、他の人の作業をつぶさに観察したことがあるわけでもないので、自分で当たり前だと思っているコーディングの方法が他の人にとってはそうではないこともあると思ってます。上手い人がどういうふうにしてプログラムを書いているのか知りたいんですよね。 逆に私はどういうふうに書いているかちょっとまとめてみました。自分はこうしている、というのがあったらぜひ教えてください。 ... と、こんなふうに作業しているわけですが、こういう最終結果に現れないものというのはソースコードをみても学べないので他の人がどうやって作業しているのかはいまだによくわかりません。みなさん、どうやっているんでしょうか? ぜひ教えてください。 わたしは(も)一からプログラムを書き起こすよりも人の

    問題の検出からバグ修正までの流れ
  • たのしく学ぶLinuxカーネル開発(第一回): `rm -rf /`実行時にカーネルパニックさせる

    はじめに Linuxカーネル開発を学ぶためにはやることがたくさんあります。よくあるのは個々の部品について学んで、その後に実際に役立つものを作っていく、というものです。ただし、これはちゃんとやれば身に付くことは身に付くのですが、非常に地味なので、よほどカーネルに興味を持っている人以外には退屈でしょう。そこで、目的をもって特定の機能をカーネルならではの方法で実現する記事を書けば面白いのでは…となったのでここに初回を書くことにしました。 対象読者はCライクなプログラミング言語での開発経験がある人です。Cのポインタがわかればなおよし。もしできればOSカーネルについての基的な知識も欲しいです。 背景 UNIXが誕生してから現在に至るまでrm -rf /によって全ファイルをぶっ飛ばす事件が後をたちません。GNUのcoreutilsに入っているrmではルートディレクトリ("/")への操作を特別扱いして

    たのしく学ぶLinuxカーネル開発(第一回): `rm -rf /`実行時にカーネルパニックさせる
  • 自作OSとかLinuxカーネルについて役立ちそうな本

    はじめに なんらかの理由によってOSやOSカーネルに興味を持つ人は多々います。しかし、その次のステップとしてどんなを読めばいいんだろうと思っている人はこれまたいっぱいいます。そこで、長年Linuxカーネルにかかわってきた筆者がこれまでに読んでよかったと思うものについてここの列挙しました。紹介するのはだけであって、記事は省いています。 OSそのものに興味を持った人は、その後に興味の方向が次のような二つに分かれることが多いと筆者は考えています。 オレオレOSを作りたい 既存のOSを改造したい この仮説をもとに、それぞれについて筆者がかつて真面目に読んだの中から「自作OS」および「Linuxカーネル」というキーワードでよかったものを挙げておきます。Linux以外の既存OSについては語れるほどの知識はないので書いてません。 筆者について の良し悪しは人によってさまざまなので、筆者がどういう

    自作OSとかLinuxカーネルについて役立ちそうな本
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