プロフィールバックナンバー 今回は、経済学で「限界効用逓減の法則」として知られている法則を取り上げます。 これは、ゴッセンというドイツの経済学者が最初に唱えたもので、経済学のもっとも重要な法則の一つになっています。 この法則は、漢字ばかり並んで難しく感じますが、要は私たちは、「新しい刺激に対して飽きっぽい」ということです。 身近な例でいうと、お腹(なか)がぺこぺこのとき、最初に食べるおにぎりはおいしいのですが、2個目、3個目になると、1個目ほどはおいしく感じません。 また、空腹でも、毎日同じサケのおにぎりを食べていれば、だんだん飽きておいしく感じなくなるので、タラコのおにぎりやサンドイッチ、うどんが食べたくなります。 これが「限界効用の逓減」です。「限界効用」、つまり追加的に得られる喜びは「逓減」、つまり少しずつ減っていく、という意味です。 この法則の通り、私たちは、おいしい