写真1●バックアップ媒体保管サービスで利用するe-ネコセキュリティBOX。写真提供:ヤマトシステム開発 ヤマトシステム開発が運営する主要データセンターは東京と大阪に合計3カ所ある。3カ所目として2003年に開設した新東京IDCでは,ヤマトグループの基幹系システムも運用する。ヤマトシステム開発の槇裕史氏(ITセキュアソリューション事業部 事業部長)は「年間12億個の宅急便,22億件のメール便の情報を管理するシステムを運用するには,データセンターに堅牢さが求められる。堅牢な設備をそのまま一般企業向けのサービスの基盤として提供している」と話す。 強みの一つが,震度7までの地震に耐えられるように構築された建物だ。免震装置は,すべり支承と積層ゴム,オイルダンパーの3種類を組み合わせて建物を支えている。震度6の地震でも建物の揺れはゆっくりになり,設置したサーバーへの衝撃はほとんどないという。電源は,2