郵便局はいま「危篤」状態にある。かんぽ不正販売や長引く超低金利で弱体化した「日本郵政グループ」に、新型コロナによる株価下落が襲いかかり、「破綻」の危機に直面しているのだ。私たちの生活にもっとも身近な金融機関「郵便局」の内実と、その崩壊の衝撃から自分のお金を守る方法について、『「郵便局」が破綻する』(朝日新書)の著者で経済ジャーナリストの荻原博子氏が報告する。 【一覧】知らないと損する「コロナでもらえるお金」リスト * * * ■なぜ郵便局が「破綻」するのか 「郵便局」は日本最初の官営フランチャイズチェーンで、明治4年(1871年)に設立。郵便を配るだけでなく、「貯金」と「簡易保険」とで金を集める「集金マシーン」で、戦前は、集めた金を戦争のために使っていました。 終戦直後は、「預金封鎖」やマッカーサーの特定郵便局長会への解体命令でピンチに陥りましたが、田中角栄の登場で、再び繁栄を迎えまし
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