厚生労働省が3日に発表した2021年の人口動態統計によると、1人の女性が生涯に産む子どもの数に相当する合計特殊出生率は1・30だった。前年を0・03ポイント下回り、6年連続の低下となった。下落幅は縮まらず、新型コロナウイルスの感染長期化が影響した可能性がある。出生数は81万1604人で前年より2万9231人減少し、過去最少を更新した。 【合計特殊出生率が高い県は】 出生率は05年に過去最低の1・26まで落ち込んだが、団塊ジュニア世代(1971~74年生まれ)が出産適齢期に入ったことなどを背景に緩やかに回復。15年に1・45まで持ち直したが、16年から未婚化や晩婚化に加え、待機児童が増加し、育児と仕事の両立の難しさが社会問題化するなどして、再び低下基調となった。新型コロナの影響による「産み控え」があったとの指摘もあり、下落幅は引き続き0・03ポイントのままだった。 女性の年齢別では、40~4
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