ロシア航空最大手アエロフロートを含むロシアの航空会社各社が、航空機に使用するパーツのために一部の航空機を解体し始めている。制裁により、欧米製の新しい部品を入手できないためだ。情報筋4人が、ロイターに語った。 情報筋によれば、少なくとも1機のエアバスA350が解体されているという。ほぼ新品といえるような機体だ。また、アエロフロートが運航するボーイング737とエアバスA320の一部からも、部品が取り外されて他の機体のスペアパーツにされているという。 ロシアの航空会社のほとんどは欧米のジェット機で構成されている。アエロフロートの機体の約80%はボーイングとエアバスだ。しかし、国産の航空機も、輸入部品に依存している。 専門家らは、今後ロシアの航空会社が更なる困難に陥る可能性を指摘している。