丼もの・うどんメニューを中心に展開する「なか卯」の朝食メニューは、ファストフード業界の中でも屈指のリーズナブルさだ。物価高騰が叫ばれる中、低価格を守る理由にはある戦略があった。担当者に詳しく聞いた。 【画像7枚】なか卯の朝食専用メニュー 全国に462店舗を展開しているなか卯は、そのうちの455店舗で午前5時~10時の間、通常メニューに加えて朝食のメニューも提供している。 なか卯の朝食価格を触れる前に、大手牛丼チェーン3社の朝食メニューの“最安値”(2月3日時点)を紹介する。吉野家の「納豆定食」は399円、松屋の「Wで選べる玉子かけごはん」は290円、なか卯と同じゼンショーホールディングスのすき家の「たまかけ朝食」は280円だ。 対してなか卯の「目玉焼き朝食」は280円、「こだわり卵朝食」に至っては250円で提供している。これまで何度かの値上げをしているが、それでも競争激しい同業と比較して、