物の使い時 高級で上質なワンピースを、もったいないからと大事に仕舞って。いざ着ようと取り出した頃には体型や年齢に不相応、しみ付いたクローゼットの匂い、色あせ、カビや虫食いの被害――。使わずにとっておくという行為はいかに無駄か。 食の好み、ファッションの好み、メイクの好み。これが100点!と思っても、翌月、翌年にはころっと変わることがあります。それはダメなことではなく、当たり前にやってくる変化。時が経てば情報=選択肢は増えるものです。 今は3つしかない選択肢の中で最も輝くナンバー1。でもこの先選択肢が10や20に増えた時に、思いもよらず5番手まで下がってしまうという現象は往々にしてあります。 心変わりしていなくても知識や情報が増え視野が広がれば、より理想を叶える物との出会いは不意に訪れます。 これは環境や経験がもたらす変化であり、受け入れるべきこと。自分が気移りしやすいのではと悲観しなくても