2007年も1月が過ぎてしまいました。遅ればせながら、今年の抱負について書いてみたいと思います。 出版にとって今は、成り立てていくのが非常に困難な時代です。そんな今の時代に出版をどうやって生きていけるのかということを考えてつづけています。学術書の出版は、特に困難な時代であるということを生半可ではなくまずは、きちんと認識したい。出版界が好景気であった時代、1970年代のように出版が、いつかは復活するだろうと期待することは意味がないし、昔は良かったなどと懐かしむことはことは何のプラスの効果もない。ひつじ書房は、1990年のそもそもの出発からして、懐かしむことのできるようなところから出発してはいなかった。あくまで、リアリストとして、本に関わっていきたいと思っています。書籍、本の現状、学術出版の課題をリアルに踏まえた上で、学術出版の困難な時代にどのように生き延びるのかを考え、生き延びる方策を考え、