~松下幸之助が松下政経塾を創った時、一期生の面接をすることになった。私は松下に「何を基準に採用すればいいのですか」と問うた。すると松下は少し考えたあと、「運の強い人がいい。それに」と続けて「愛嬌のある人を採ってくれや」といった~「部下の哲学 (PHP研究所 江口克彦著)」 みなさんもその相手がどんな立場の人であっても、愛嬌のない人、つまり、いつもしかめっ面でブスっとしていたり、無表情で暗い人と一緒に働きたいとは思わないでしょう。 こういう人の最大のリスクは、「人が寄ってこない」「人から避けられてしまう」ということです。 ビジネスとは、「人が物・金・情報などを動かすこと」です。その中心である「人」が集まってこないということは、「物・金・情報などが寄ってこない」ということなのです。 ということは、上司から「愛嬌のない奴」と評価されたら、上司の持っている「物・金・情報などが使えなくなる」というこ