言うまでもなくログイン処理はセキュリティ上最も重要な処理です。しかし、ログイン処理が正しく行われていないサイトも少なくありません。例えば、PayPalのログインページがスクリプトインジェクションに脆弱であったことは有名です。ログインページがスクリプトインジェクションに脆弱であると、簡単にユーザ名とパスワードを盗めてしまいます。PayPalのログインページはHTTPSで保護されていましたが、スクリプトインジェクションに脆弱ではHTTPSは何の役にも立ちません。 ログインページがスクリプトインジェクションに脆弱であるのは論外であるとしても、ログインの実装方法が正しくない場合が少なくありません。ログインに成功した場合、新しいセッションIDを割り当てるべきです。これは、「セッションIDを頻繁に変更する」のエントリでも解説したように、セッションIDの盗聴や固定化などから防御するために行います。 W
