■ スケルトンの流行 ↑ ファミコンソフト「沙羅曼蛇」 スケルトンという英語は骨格や構造などを意味しますが、日本ではトランスルーセントなど透明の外殻に覆われて「骨格が透けている状態」に使われます。おそらくそれは「透ける」という日本語と「スケルトン」のダジャレ的な語感の一致から混用された結果、和製英語として一般化したものでしょう。 ↑ PHSもツートンスケルトンになった もともと変身サイボーグやミクロマンなどの玩具、キカイダーやデンジマンなどの特撮、ファミコンソフト「沙羅曼蛇」からゲームボーイ、ミニテトリスなど「中身が透けていること」への憧れは、子ども文化の中に長年ありました。しかし、大人をも巻き込み、家電などに影響を与えたのは、Apple社が1998年に発表した一体型パーソナルコンピュータ「iMac」(初代)の登場です。ここから家電までもiMacに倣ったツートンスケルトンを採用しはじめ、「