2010年8月25日のブックマーク (1件)

  • 「緋色の研究」の研究 - 内田樹の研究室

    世の中には「箴言」として書きとめておきたい文句が数頁に一度出てくる小説がある。 不思議なもので、そういう小説は、読み終わって何年もして、ストーリーはほとんど忘れてしまっても、「箴言」の方だけはしっかり身体の中に残っている。 「ハードでなければ生きていけない。ジェントルでなければ生きているに値しない」 If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive. とか。 でも、この文句が出てくるのはチャンドラーのどの小説かは、とっさには思い出せない(『プレイバック』なんですけどね)。 考えてみると、長きにわたって読まれ続ける小説は必ずそのような箴言を含んでおり、ときに箴言の方が小説より長く生きることさえある。 サー・アーサー・コナン・ドイルの『緋色の研究

    incurable-1
    incurable-1 2010/08/25
    内田先生の「勉強している時に、その意味なんて分からない。」という内容、そりゃそうだよなぁと凄く納得しました。内田先生の名言、多いと思います。本をもっと読みたいです。時間が足りない・・・。