ここ数年、米カリフォルニア州のある街では、夜な夜な靴やおもちゃといった小物類が頻繁に盗まれる“事件”が発生していた。その数は3年間で少なくとも600点ほど。しかし、住民たちにピリピリとした空気はなく、今日も街は平和な空気に包まれているようだ。 米放送局KGO-TVや米紙ニューヨーク・デイリーニューズなどによると、カリフォルニア州サンマテオでは、ここ数年、夜間にモノが盗まれる被害が多発していた。中でも5歳の少年イーサン・マクレランドくんの家は「いつも盗まれる」(米放送局ABC系列KGO-TVより)というほど深刻。盗まれるのは、洋服や彼のおもちゃといった小物類ばかりで、ほかにも靴やタオル、手袋といった衣料品などが無くなり、「ママの水着が盗られた」こともあった。そんなとき、住民たちは警察へ通報したりはせずに、ある家へと向かう。 彼らが向かうのは、マクレランドくんの家の近所に住むジーン・チューさん