2007/06/01 米レッドハットの支援のもとコミュニティーベースで開発を続けるFedora Projectは2007年5月31日(現地時間)、最新Linuxディストリビューション「Fedora 7」の正式版をリリースした。今バージョンから、これまで使用していた「Fedora Core」という名称から「Core」が外された。これまでOSを含む中核となるソフトウェアと、そのほかのパッケージは「Core」「Extras」という名称で分離されていた。今回からは、そうした区別がなくなり、代わりに「スピン」(Spin)という、特定用途向けのバージョンを複数用意するようになる。現在、Fedora 7ではブータブルCDや、標準的なデスクトップのスピンなどが選べる。 カーネル2.6.21を採用し、カーネルベースの仮想マシン環境「KVM」を初めてサポート。KVMはGUIツールで管理できる。仮想環境としてK
名称も短くなったFedora 7はビルドシステムのマージなどに起因する問題などが影響して最終リリースは1カ月ほど遅れるようだ。新しいデザインのテーマなど、いい話もあれば、大きな課題も抱えるFedoraコミュニティーの最新情報をお届けする。 今週Fedora Project Boardのメンバーが集まり、次期リリースFedora 7(F7)についての問題点が話し合われた。F7のリリースは当初4月26日に予定されていたが、現在は5月24日に延期されている。これによりF7の最終リリースを今年のRed Hat Summitにてデビューさせるという開発チームの計画は流れることになった。とはいえRed Hat Summitでは、F7の新テーマに決定したアートワークを見ることはできるだろう。 F7の最終リリースを延期する必要があるということは、テスト版のリリースが今月はじめの時点で1つだけという状況にな
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