9日午前10時35分ごろ、東京都千代田区霞が関1丁目の東京地方裁判所で「裁判官が凶器でたたかれた」と110番通報があった。警視庁などによると、地裁13階の男性用トイレで男性裁判官(38)が女に棒のようなもので頭を殴られた。丸の内署は暴行の疑いで千葉県柏市の女(39)を現行犯逮捕し、動機などを詳しく調べている。 署によると、トイレで手を洗っていた裁判官が突然、背後から殴られたという。女は逃走し非常階段を使って11階の女性用トイレに逃げ込んだが、駆けつけた警察官に取り押さえられた。女はワンピース内に杖を隠していたといい、署は凶器とみている。裁判官は軽傷の模様だという。 地裁によると、被害に遭ったのは判事で、民事部に所属し主に労働事件を担当しているという。
仮面姿の異形の神が駆け回り、人々に泥を塗りつけて厄を払う奇祭「パーントゥ」が8日、沖縄・宮古島(沖縄県宮古島市)の島尻地区で始まった。ありがたい神だが、塗られる泥は何とも言えない臭い。大人も子どもも追いかけられ、悲鳴を上げて逃げ回った。9日まで。 パーントゥとは鬼神の意味。海のかなたからやって来て、福をもたらすとされる。地区の青年3人がつる草を体に巻き付け、古井戸の底にたまった泥を浴びて、仮面の神に扮した。顔中に泥を塗られた人たちは「臭いがしばらくとれない」と笑顔で話した。 パーントゥは、宮古島市・野原地区でも毎年行われている国重要無形民俗文化財。ともに今秋、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に「来訪神(らいほうしん) 仮面・仮装の神々」(8県の計10件)の一つとして登録をめざす。(上原佳久)
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