人間とAIがバトルを繰り広げる映画の舞台裏には、人間と人間の壮絶な戦いがあった。「ターミネーター:ニュー・フェイト」の北米公開から3週間半が経つ今、監督のティム・ミラーが、L.A.の公共ラジオKCRWに出演し、真相を語った。 赤字が確定した映画の監督が、その後にわざわざ出てきて作品についてしゃべるというのは、非常に珍しいこと。その決断をした理由を、ミラーは「ずっと隠れているわけにはいかないから。(落ちても)また馬に乗らないと」と語る。彼の監督デビュー作「デッドプール」のプロデューサーを務めたサイモン・キンバーグの影響もあった。キンバーグは、今年6月に公開された監督作「X-MEN/ダーク・フェニックス」が、興行面でも批評面でも大失敗をした後、逃げることなく表に出てきたのだ。 「サイモンのほうが、僕よりもっと勇気があるよ。少なくとも、批評家は、僕に対してもう少し優しかったから。だからこそ(興行