関西電力役員らによる金品受領問題を巡り、筆頭株主である大阪市の松井一郎市長は17日、同社の社外取締役に橋下徹元市長を推薦したと明らかにした。橋下氏は了承しているという。松井氏は、関電が納得できる理由を示さず断った場合、株主代表訴訟に踏み切る可能性を示唆した。市役所で記者団に語った。 橋下氏を選んだ理由を「コンプライアンス(法令順守)に厳しく、関電の体質をよく知っている」と説明。市財政局は17日午後、推薦文書を送付した。「経営の透明性を確保し、業務改善計画の実施状況を点検するため」の外部人材として、豊富な公職経験がある橋下氏が適任とした。 松井氏は関電側が受け入れなかった場合の対応について「自分たちに都合が悪いから嫌だと言われたら、やっぱり何かあるのかなということになる」と言及。過去の役員らが関電に与えた損害について「代表訴訟も考えていく」と述べた。 松井氏は1日に森本孝社長と面会し、社内改
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