抜け毛や薄毛の原因になる遺伝子を、日本の研究チームがつきとめた。この遺伝子が働かないと、毛をつなぎとめるのに必要なたんぱく質が減り、毛の表面がつるっとした形になって毛根から抜け落ちてしまうという。今後の新しい脱毛治療の糸口になるかもしれない。米科学アカデミー紀要に報告した。 抜け毛や薄毛は様々な原因で起こる。男性ホルモンや加齢の影響が知られているが、今回は性別に関係ない。 国立遺伝学研究所や慶応大のチームは、神経細胞に関係する「Sox21」という遺伝子の働きを、この遺伝子を人工的になくしたマウスで調べていた。すると、このマウスは生後15日ごろから脱毛し、全身の毛が抜けた後、再び発毛した。発毛するが、毛が非常に抜け落ちやすかった。 電子顕微鏡で見ると、毛の外側の「キューティクル」部分で、ケラチンというたんぱく質が減っていることがわかった。キューティクルの表面はふつう、ウロコのような形で
胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を使い、毛を新しく生えさせることに松本歯科大の八巻真理子講師(幹細胞生物学)がマウスの実験で成功した。 脱毛の治療法の開発などに役立つ成果で、日本再生医療学会誌5月号に発表する。 八巻講師は、ES細胞だけでは毛を新生させることが難しいことから、皮膚細胞と共同で様々な器官を作る間葉系細胞に着目。マウスの胎児の歯から間葉系細胞を取り出し、皮膚の細胞の元になるマウスES細胞と混ぜた塊にして培養した。 その結果、48個の塊のうち約4割で毛が1~2本生えたことを確認。細胞の増殖を促すたんぱく質を加えると、毛ができる割合は約6割に上がった。この塊を、マウスの背筋に移植すると12匹すべてで毛が生えてきた。毛に栄養を送る毛乳頭もできていた。 八巻講師は「ES細胞と、他の機能を持つ別の間葉系細胞を組み合わせれば、違う器官が形成されるかも知れない。まずは、人のES細胞を使って毛髪
9月27日 発表 株式会社村田製作所とセイコーエプソン株式会社は27日、充電時間を短縮できる無接点式の急速充電システム「ワイヤレス急速充電システム」の共同開発に取り組むことで合意したと発表した。 電力伝送効率が70%の高効率伝送コイルと、急速充電が可能な入出力特性に優れたリチウムイオン2次電池を組み合わせることにより、無接点式でありながら、短時間での充電を可能としたシステム。伝送電力は15W前後で、主にモバイル機器の充電を対象としている。 村田製作所は主に2次側(バッテリ)モジュールの開発を担当。同社が現在保有する大容量セラミックコンデンサで培った量産技術や、ナノレベル粉体制御技術を活用した材料プロセスの応用により、内部抵抗が少ない入出力特性に優れたリチウムイオン電池を採用。独自のラミネートシール構造や積層構造などにより放熱性を高め、安全性にも優れるという。 バッテリモジュールに搭載される
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