ご多分に漏れず、私もパスワードが多すぎて覚えきれない。そこで、dialogとGnuPG(GNU Privacy Guard)を使って、パスワードを整理・保管するための簡易パスワード・ロッカー・スクリプトを作ってみた。はじめにマスター・パスワードを尋ねるダイアログ・ボックスを表示し、そこで入力されたパスワードを使ってパスワード・ファイルを復号しテキスト・エディターで開く。ユーザーがエディターを閉じたらパスワード・ファイルを再び暗号化する、というスクリプトだ。 dialogというのはテキスト・ベースのメッセージと入力ボックスを表示するncursesベースのユーティリティーだ。GnuPGはOpenPGP規格のフリー実装で、どちらもDebianベース・システム上でバイナリー・パッケージとして入手可能である。 さて、何はともあれ、暗号化キーがなければ始まらない。そこで、コマンド「gpg --gen-