アキバ歴25年というライターの鈴木桂水氏による「大人の秋葉原」。「ケースイのアキバ喫茶去」と題して、アキバにあるくつろぎの喫茶店を紹介しています。今回は神田方面へちょっと足を延ばして、老舗の洋菓子店「近江屋洋菓子店 神田店」へ。喫茶コーナーもあって、そこのドリンクバーでは新鮮なジュースや熱々のボルシチなどを好きなだけ味わえるそうです。 買い物や取材をしていて小腹が空いたら、よく立ち寄る店がある。地下鉄淡路町駅と小川町駅の近くにある「近江屋洋菓子店 神田店」だ。昌平橋を渡り、神田郵便局の前を過ぎた先にあるこの店まで、電気街からだと少し歩くが、散歩コースだと思えば苦にならない。 ガラス扉を開き、足を踏み入れると、天井の高いモダンな空間が出迎えてくれる。壁際のラックには多種多様なパンが並び、思わずのどが鳴る。「すぐにでも食べたい!」と思ったら、店の奥の喫茶コーナーがある。そこが今回のオススメスポ
アキバ歴25年というライターの鈴木桂水氏による「大人の秋葉原」。前々回から「ケースイのアキバ喫茶去」と題して、アキバにあるくつろぎの喫茶店を紹介しています。今回は「古美術茶廊 伊万里」が登場。古美術に囲まれながらミルクコーヒーを“こくり”と飲むと、いつものアキバはどこか遠くへ行ってしまいます。 気分転換は重要だ。それは、甘いケーキを食べ続けた後に、海苔巻きせんべいが食べたくなったり、バターやクリームをふんだんに使ったフレンチのフルコースを食べたあと、つい自宅でお茶漬けをすすったりするようなもの。現在いる状況から180度方向の違う空間に身を置くことで、気分のバランスをとっているのだろう。 誰もが認めるデジタルな街、秋葉原。数秒で流行が過ぎゆくような慌しさがあるが、そのカウンターバランスとして存在しているかのような喫茶店が「古美術茶廊 伊万里」だ。その店内には電気街とは異なる時間と空間が待って
私たち人類は、地球という、宇宙でもかなり特殊な環境に住んでいる。 空気や水があり、適度な温度で・・・我々と同じような生命体が生きていける星の存在確率が非常に低いことは、天文学者の言説を引用するまでもなく想像に難くないが、いつもその環境の中にいる我々にとってはあまりに普通で、普段は全く意識することもない。そんな我々が使う道具もまた、それと同じくらい、いや、それ以上に限定的な環境でしか使えない物が少なくないことも、意識されることは少ない。 例えばボールペン。どこにでも転がっていて普段はなにげなく使っているが、これもまた、かなり限定的な場所でしか使えない道具の代表例だ。 ボールペンは、おおかたの人が思っているよりも、ずっとデリケートな筆記具だ。中でも重要なのが、重力の存在だ。ボールペンのインクは、重力によって、上から下に流れ出すという、ごく単純な方法で出てくる。このため、ボールペンは、先端を水平
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く