【ニース(フランス)芳賀竜也】日本フィギュア界に新風を吹かせた。当地で開かれているフィギュアスケート世界選手権第5日、30日に行われたペアのフリーで、ショートプログラム(SP)3位の高橋成美(木下ク)マービン・トラン(カナダ)組が、自己ベストを10.12点も更新する124.32点をマーク。SPとの合計得点も189.69点と自己ベストで3位となり、この種目の日本代表として五輪、世界選手権を通じ初のメダル獲得の快挙を果たした。アリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が合計201.49点で2年連続4回目の優勝を果たした。 男子はSPを行い、高橋大輔(関大大学院)が3位、羽生結弦(宮城・東北高)が7位、小塚崇彦(トヨタ自動車)が13位だった。前回王者のパトリック・チャン(カナダ)が89.41点でトップに立った。フリーは女子と同じく31日に行われる。 ◇演技後、力強く拳 男女のシング