「仕事は、ガンになる5年前の3倍に増えています。キャスターの仕事はそれほど変わりありませんが、ガンや医療についての講演会が増えてしまって。平日は東京でテレビに出演し、週末は、毎週地方出張です」 ジャーナリストでニュースキャスターの鳥越俊太郎氏は、そう語りながら手帳をめくった。9月、10月の空欄は1日のみ。1月後の11月末までびっしりとスケジュールが埋まっている。 鳥越氏は、今年3月に70歳を迎えた。05年に直腸がんが見つかって以来、07年には肺に、09年には肝臓に転移が見つかり、計4回の手術を受けた。老いや、がん治療による衰えを全く感じさせない仕事ぶりには驚かされるが、鳥越氏はさらにこうも語るのだ。 「仕事は増えていますが、がんになる前より疲れにくくなりましたね」 その秘密はどこにあるのか。健康法を尋ねた。 免疫力を劇的に高める"一日2食"の粗食習慣 「免疫力を高めることです。そのためには