休日の午後。 お洒落なカフェで、運ばれてきたばかりのシフォンケーキとアールグレイの香りに囲まれる。 そこには、昨晩まで作業用通話アプリをガン開きにし相互監視しながら推しカプの粘膜の描き込みと、ハイライトの入れ方に全精力を注いでいたは思えないほど、小綺麗に擬態した友人2人と私の姿があった。 本来であれば、ここは3人の楽しい「お茶会」になるはずだった。 ドスケベ原稿漬けになった脳を柔らかな陽射しの当たるところへ引き上げ、可愛らしいカフェに合わせ自身の一般人の部分を総動員し、近況や最近の趣味、おすすめのコスメなど教え合うささやかな休息の場。 だが、現実は無情だった。 「今ってさ……高市のせいで、世界が酷いことになってるんじゃん」 友人がおもむろに口を開き、テーブルの真ん中に爆弾を放り込んだその瞬間、平和な空気は一瞬にして霧散した。 そこから始まったのは、リロード不要のマシンガントークだった。 高

