「T-Mobile G1」は、2008年で最も待望された携帯電話の1つであり、T-Mobileから同製品が発表された時には、筆者も大いに胸を躍らせた。今回、筆者は、G1と1対1で向き合う時間を持つ幸運に恵まれた。 G1は、デザインが特にすばらしいわけではないし、いくつか必要な機能が足りない点もあるが、それでもHTCとT-Mobileがこのような前進を果たしたことには称賛をおくりたい。完ぺきとはいえないが(そもそも完ぺきな電話というものが存在し得るのかという問題もある)、G1は何より携帯電話業界に対する新しい考え方に向けた重要な第一歩といえるだろう。G1の登場は、また1つ新しい電話機が増えたということ以上の意味を持つ。つまり、G1の本当の魅力は、デバイスの支配権をユーザーの手に引き渡すオープンソースデバイスとしての可能性にある。G1がその可能性を現実のものにするかどうかはまだわからないが、見