組織的ソフトウェア開発アプローチの1つで、ソフトウェア開発に関する手順、手法、ツールを標準化してノウハウや知識、成果物の蓄積と再利用を促進し、厳格な工程管理・品質管理を適用することで、ソフトウェア開発の生産性と品質を向上することを目指すコンセプトのこと。また、このアプローチを具体化するための開発環境、あるいは設備や組織体制をいう。 コンピュータソフトウェアは開発者の論理思考と創造性から生み出される知的創作物だが、大規模ソフトウェアを部分ごとに分担開発する場合や組み込みソフトウェアのように多数のバリエーションを繰り返し開発する場合、納期や品質などの問題から属人的・職人的手法は適当ではない。統制や規律のない手工業的な仕事の進め方を脱し、同種製品の継続的再生産(大量生産)を行う“工場”をモデルに形成されてきたソフトウェア開発アプローチが「ソフトウェアファクトリ」である。 ソフトウェアファクトリの