心理学しながら人間学した巨星・なだいなだ先生の言葉が、あらためて沁みてきました。 「ケシカラニズム」 恥の文化で人を裁く日本人の、独特な攻撃性を7文字で表現している。 わたしは以前、クレーム対応をする人たちと仕事をすることがありました。わたしの立場は、テクノロジーも使いながら仕組みで手助けできることがないか、探すことでした。ハードクレームの現場やシーン分解の作業をしたときは、なだ先生のこの言葉のおかげで、必要なことを冷静に考えることができました。 もうひとつ、いまごろになって沁みてきたのが 「わかりいそぐ」 これも、「ケシカラニズム」同様、「人間、この非人間的なもの」という本に出てきた表現です。 「人間、この非人間的なもの」を読んでから4年が経ちました。 今年、山本七平さんの「日本人とユダヤ人」、土居健郎さんの「甘えの構造」という本に出会い、これまで言語化できずにもやもやと抱えていた思いを