2008年6月14日のブックマーク (3件)

  • グールド「人間の測りまちがい」は全人類必読の名著だお - 万来堂日記3rd(仮)

    ご存知グールドの「人間の測りまちがい」が嬉しい文庫化。この機会に全国民このを読むといいと思うお。 書の邦訳につけられた副題は「差別の科学史」。 ごく簡単に言うと書は、科学が人種差別や階級差別・および差別的な政策にどのようにして理論的バックボーンを提供し、かつ、その研究自体もいかに差別の影響を受けていたかを丁寧に論じたもの。 言い換えよう。素朴なイメージでは政治とは無縁で、事実の探究・真理の探究を第一義としているはずの科学というものが、実は政治と相互に大きな影響を与えあっているということを、事実を元に論じただ。 グールドは論点を明確にするために、取り上げるケースを絞った。つまり、人間の知能というものが一直線にプロットでき、それが遺伝的に固定されているという主張を、19世紀からさかのぼって検討しているのだ。 グールドが巧みな点は(そしてこれは半ば科学史も専門にしているグールドの特徴でも

    グールド「人間の測りまちがい」は全人類必読の名著だお - 万来堂日記3rd(仮)
    inocici
    inocici 2008/06/14
  • 視点・論点「誰でもよかった」〜斎藤環 - heuristic ways

    4月9日放送のNHK「視点・論点」(22:50〜23:00)は、最近の無差別通り魔殺人事件に関する精神科医・斎藤環氏の発言を放送していた。3月23日、茨城県土浦市の荒川沖駅で24歳の男性が包丁で1人を殺害し、7人を負傷させるという事件があり、そして25日の深夜、JR岡山駅ホームで、大阪から家出してきた18歳の少年が県職員の男性を線路に突き落とし死亡させるという事件が起きた。 土浦の通り魔殺人の容疑者は、高校を卒業後、コンビニ店員などのアルバイトを転々としていましたが、アルバイトを辞めてからは引きこもりがちな生活を送っていました。自宅ではゲームに熱中し、家族ともほとんど会話せず、家庭内でも孤立していたようです。 岡山で男性をホームから突き落した少年は、阪神大震災で被災して、大阪に転居したものの、新しい環境に馴染めず、小中学校ではいじめを受けていました。高校時代はまじめな努力家でしたが、卒業後

    inocici
    inocici 2008/06/14
  • 抑圧の委譲・虐待の連鎖…秋葉原事件と南京事件に通底するもの - クッキーと紅茶と(南京事件研究ノート)

    http://d.hatena.ne.jp/boiledema/20080610より再掲。 己の存在で社会に爪あとを残したかった。そう思うなら、こんな選択肢にはまりこんでしまった彼の愚かさを呪う。 貧困の問題に対して、5重の排除というものがある。教育、企業、家庭、公的福祉、そして最後が自分自身からの排除だという。 どうしょうもない絶望に追い込まれた人は、自分の不甲斐なさを呪い、自分を追い詰めてしまうという。理由は当は外にもあるのに。 ほとんどの人が絶望を前に勝手に一人で死んでいるのだ。 絶望の背景を他者に見出すことができたなら、それをなぜ別の手段に訴えられなかったのか。歯がゆくて悔しくて、悲しく憎らしい。 ああ、まったくお前はバカだ。バカすぎる。 こんな選択肢、つまり「無差別虐殺というサディズム」にはまりこんでしまった「彼」の愚かさ。 しかし、ある特定の状況では、「抑圧の委譲」「虐待の連

    抑圧の委譲・虐待の連鎖…秋葉原事件と南京事件に通底するもの - クッキーと紅茶と(南京事件研究ノート)
    inocici
    inocici 2008/06/14

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