Apemanさんが次のような言葉を紹介しておられる。http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080815/p1 戦後、とりわけバブル景気華やかだったころ、数多くの戦友会によって頻繁に行われた慰霊祭の祭文に不思議に共通していた言葉がありました。 「あなた方の尊い犠牲の上に、今日の経済的繁栄があります。どうか安らかにお眠りください。」 飢え死にした兵士たちのどこに、経済的繁栄を築く要因があったのでしょうか。怒り狂った死者たちの叫び声が、聞こえて来るようです。そんな理由付けは、生き残った者を慰める役割を果たしても、反省へはつながりません。逆に正当化に資するだけです。実際、そうなってしまいました。 「バブル景気華やかだったころ」というと、私にはついこの間のように思われるが、もう二十年以上昔のことである。 80年代当時、学生だった私は、大先輩から六十年安保の頃のことを聞かされて