バーチャルリアリティー(VR)という新たなイノベーションがもたらされようとしている。 2020年にはAR(拡張現実)と合わせて世界で14兆円まで市場が拡大するとの予想(Digi-Capital、2016年1月)もある中、その成長をけん引するのは、実はコミュニケーション領域なのではないだろうか。 わずか数年後、コミュニケーションの在り方は、多くの人々の想像をはるかに超えた変化を遂げているかもしれない。 連載初回は、ライブを通じて過去前例がないほどの壮大なVRエンターテインメントの実績をつくり上げた「ももいろクローバーZ」(ももクロ)に、早くからVRの可能性に注目してきた電通デジタルプラットフォームセンターの足立光氏がVRの可能性とその魅力を聞いた。 VRは次のコンピューティング・プラットフォームとなる可能性を秘めている。その影響力はこれまでの想像以上に急激に広がっていて、観光、住宅、医療、福