1個250グラム大きな牌、仮設麻雀 宮城・山元 2人一組でコミュニケーション麻雀を楽しむナガワ仮設住宅の住民ら 東日本大震災の被災者が暮らす宮城県山元町の仮設住宅で、高齢者向けに開発された「コミュニケーション麻雀(マージャン)」が静かなブームとなっている。大きな牌(パイ)を積む頭と体を使うゲームで、住民が集会所で定期的に卓を囲んで交流を楽しんでいる。 「ロン」。高齢の女性が、捨てられた牌を指さしながら声を張り上げると、他のメンバーの笑い声と拍手が集会所に響いた。5日の同町北部のナガワ仮設住宅。集まった10人ほどの男女が卓を囲んでゲームを繰り広げた。 コミュニケーション麻雀は1個約250グラムの竹製の牌を使い、2人一組の4チームで競う。高齢者の介護予防のため、約4年前に考案された。チーム内で会話が弾み、牌を動かすのに筋力を使う効果も期待される。 同仮設住宅では9月ごろから月1回のペース