※ この記事は漫画版『幽遊白書』全19巻のネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。 何故かこのタイミングで語りたくなった話題です。 1990年代前半の週刊少年ジャンプを代表する『幽遊白書』という漫画があります。連載開始当初は「霊体になってしまった幽助が生き返るまでを描く」1話完結の物語でしたが、単行本でいう3巻からは「霊界探偵となった幽助が悪い妖怪をやっつける」バトル漫画へと路線が変わりました。 『てんで性悪キューピット』や初期『幽遊白書』も好きだったのですが、当時の自分は「この作者もようやく王道バトル漫画を描いてくれるのか!」と嬉しくなったことを覚えています。 冨樫義博先生がどういう漫画家なのかまだ理解していなかった自分は、“王道バトル漫画”と認識していましたし。その後に大人気になっていく『幽遊白書』の捉えられ方というのはそういうものだったと思います。『ドラクエ』に対する『FF』みたい