「これまでの僕の全人生をアカギの中に注ぎ込むのだという気持ちで撮影にのぞみました。アカギの役は、そのくらいの覚悟でなければ口にできないような重みのあるセリフや立ち居振る舞いばかりだったんです」 そう語るのは、テレビ東京(水曜深夜1:35〜放送。全12話)で、本日深夜、放送開始の麻雀ドラマ「天」(福本伸行氏の麻雀漫画『天 天和通りの快男児』の実写化)で、雀神アカギ役を務めた俳優吉田栄作だ。「天」は雀士の世界を舞台に、主人公天とひろゆきという若手の雀士の師弟関係を中心にストーリー展開されるが、吉田は、2人の前に壁として立ちはだかりつつも、後には強い味方となって2人を助ける重要な役どころを果たしている。 80年代後半、“トレンディ俳優”の代表的存在としてブレイクした吉田は、1995年、その座を捨てて、渡米。ロサンゼルスで3年間休養した後、NHKのドラマで復帰し、俳優として、またシンガーとして活躍