二宮町に分布する地質は形成時代の古いものから順に、 鷹取山層二宮層関東ローム層段丘礫層沖積層の、5つの地質系統に区分されます。地質系統というのは、ほぼ同じ時代にできた一続きの地層という意味です。以下、順に各地層を説明します。 大磯町鷹取山を模式地として、大磯丘陵南部一帯に分布する地層です。もちろん二宮町にも広く分布し、いわば二宮町の土台石の役目を果たしている地層です。二宮町役場から吾妻山の山頂にかけて、ところどころで見られる硬い地層がそれです。鷹取山層はここだけでなく、原田から秋葉山に登る坂道、川匂密厳院周辺にも見られますし、海岸のところどころにもこの地層が分布しています。茶褐色をしていて、何の変哲もない地層といってしまえばそれまでですが、二宮町の地層の中では一番古い地層で、それだけに、まだ解き明かされていないいろいろな資料が隠されています。 鷹取山層のできた年代は、化石が見つかっていない
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