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心の葛藤は、いつか笑顔に溶けて行った 撮影&文|奥村 來未 Mackはうちに来て幸せかな? わたしは、個人的にブログを書いています。 始めたのは2010年2月のこと。今からもう8年近くも前です。 書き始めたきっかけは、愛犬のMackです。 小学生の頃からずっと一緒に過ごしたMackとは、家庭の事情で一時、離れ離れに暮らしていたことがありました。それは、わたしの心の中に、大きなしこりをつくりました。 だから、Mackと暮らすことができるようになって、余計にMackとの大切な日々を綴りたいと思ったのです。 Mackがハイシニア期に入ってからは、ほぼ毎日ブログ更新をしています。共感するブログは読者登録をし、更新されるたびに読ませていただいてます。 ある日、わたしが読者になったブログの中に、とても考えさせられる言葉がありました。 「この子は私と一緒に暮らしていて、幸せだったのだろうか?」 「もしか
虹の橋の猫 ―愛と絆と永遠の物語― イラスト&文:水玉猫 遠くの街での、一匹の猫のお話です。 その猫は、雉白(きじしろ)もようの、とても綺麗な毛並みをしていました。 猫には飼い主がいて、猫は、その人のことを「おかあさん」と呼んでいました。 おかあさんは、猫をとても大切にしていて、おかあさんが猫のことが大好きなように、猫も、おかあさんのことが大好きでした。 ● ――ある日のこと―― 猫がいつものように、毛づくろいをしていると、一枚の切符が届きました。 それは、渡し舟の切符でした。 猫は、渡し舟に乗って、虹の橋までの長い旅に出ることになりました。 猫は住み慣れた家を出て、ひとりで、船着き場に向かいました。 荷物はとても重い上に、猫は歳を取っていましたから歩くのも遅く、船着き場はとても遠くに思えました。 ● しばらく行くと、箱がひとつ捨ててありました。 箱の中には、小さな仔猫がポツンと入っていま
撮影&文:三毛ランジェロ 前日の雨がやみました。残る2匹の捕獲をしなければなりません。 私は早朝から、活動を再開しました。 何を置いても、まずは捕獲する事です。それがなければ何も進みません。 猫風邪で目が見えなかったり、体力を落している子猫は、独力で冬を越すことはできないでしょう。捕獲が出来ないということは、その子を見殺しにすることでもあります。 それと並行して、既に捕獲(保護)した3匹の子猫のケアも行ないます。保護活動は幾ら手があっても足りないのです。 ● ――2017年10月20日―― ■この日、最初のツイート 今日は早朝から眠い目を擦りながら、1匹だけ保護しました。この広がりの中、自由に生息する親猫に子猫達が生まれます。その子猫は目が開かない状態でますます寒くなる冬に生き抜く事は難しいでしょう。行ってみると青い目のシャムやペルシャのような親猫も見ます。きっと棄てられたのでしょう。 p
うちの子がうちにくるまで|No.6 撮影&文|uri この写真は出会いの時のもの 今日のお話は ブルテリアとジャックラッセル・テリアの多頭飼いのお話です。その両犬種が好きな筆者にとっては、とても羨ましく思います。しかしながら、頑固でマイペース、そして顎の力最強のブルテリアと、前回作者が”壊れた玩具”と評した落ち着きのないジャック。 作者が調べたところでは、犬種同士の相性は最悪なのだそうです。 こんな方へ: ブルテリアって飼いにくい?|ジャックラッセル・テリアとの相性は? 最悪の相性 - ブルテリアとジャックラッセル・テリア ディアンを見つけたのは主人でした。 ホームセンターに、ひとりで買い物に行ったときに、ふらっと覗いたペットショップの一角で光を放っていたそうです。主人はこのミニチュア・ブルテリアの子犬を見つけた時、「脳天に雷が落ちたようだった」と言っています。 その際、普段は写メなど滅多
撮影&文:三毛ランジェロ 前の日に捕獲したのは3匹。あと2匹が残っています。 降り始めた雨。それは既に弱っている子猫の体力を奪うはずです。そしてその雨は、2匹の保護(捕獲)を困難にするのは明らかです。しかし、それでもやるしかありません。時間との闘いなのです。 もちろん捕獲した3匹も、放置することはできません。 きちんとした初期ケアを行わないと、取り返しの付かない事になる恐れがあります。保護猫の譲渡は、健康な猫が対象です。猫の健康を取り戻し、きちんと新しい飼い主に命を引き渡すまでが保護活動です。 ● ――2017年10月19日―― ■この日、最初のツイート 昨晩運び込まれた3匹は元気です。あと2匹は雨の為本日保護できるかわかりません。今の段階では、できる限りの初期のケア(コクシジウム、目薬、トイレ、餌慣らし、レボリューション)ぐらいまでやってある程度安定したら移動できると思います。今は洗面台
撮影&文:三毛ランジェロ 保護活動というのは、人がやる以上は限界があります。マンパワーの限界、割ける時間の限界、資金の限界がそれです。ボランティア自体の限界と言っても良いでしょう。 我が家は団体に属さず、個人で保護活動をやっています。政治的に動くことが好きではなく、また義務や義理でではなく、自分で思ったとおりに自由に活動をしたいからです。しかしそんな活動だからこそ、限界はすぐにやってきます。 救いを求める子たちを、見殺しにはでない。でも――、しかし―― いつも葛藤が、私の心の中にあります。 今回は、とうに限界を迎えていながらも、”Twitter”という道具を活用する事で、その壁を越える事ができた事例を、連載形式でご紹介したいと思います。 尚これは、2017年11月17日時点で、まだ現在進行形の活動です。 ● ――2017年10月18日―― 全てはここからはじまりました。 ■この日、最初のツ
振り返ればそれは、運命だったと思う 撮影&文|奥村來未 私は今、宮城県で主人と娘、そして愛して愛してやまない愛犬のミニチュアダックスフンドの、Mackと暮らしています。 子供のころから一緒だったMackはもう18歳。小さな弟だと思っていたのに、いつのまにか私を追い越して、おじいちゃんになってしまいました。 これから私は、おじいちゃんでもあり、まだまだ弟のままのMackの事を、綴っていきたいと思っています。 こんな方へ 愛犬が歳をとった|もう老犬という年齢|子犬でうちにきたのが懐かしい|介護が始まった|介護って苦しいことばかり|ずっと続いていくのかな?|皆、どうやって老犬と付き合っているの?|経験者のお話を聞いてみたい 「悲しい」介護より「楽しい」介護 愛犬Mackが前庭疾患を患い、寝たきりになってから約1年。介護が始まってみると、まるで別れの時がすぐそこに来てしまったような感じがして、とて
撮影&文:三毛ランジェロの保護猫日記 前話からの続きです。 クララは、最初はとても人を警戒していたのですが、元々人からの暴力を振るわれたことが無かったのでしょう。我が家にきてから、すぐにゴロゴロ懐いてくれました。 それに比べて茶太郎は、異常なほど人の手を怖がりました。 特に人の手が動くたびに、頭をすくめで固まってしまう姿は、見ていてとても悲しいものでした。よほど怖くて痛い思いをしたのではないかと、動物病院の先生もおっしゃっていたほどです。 私と家族は茶太朗に対し、人と人の手が怖いものではなく、優しいものであることを理解してもらうために、根気強く接し続けました。 クララと茶太郎が、我が家での生活にも慣れてきた頃、うちの家族の思いつきで、茶太郎はバッハと改名しました。茶太郎にはバッハのような貫禄があったのと、その動きがメヌエットの音楽に合うと思ったからだそうです。 バッハはとても臆病でしたが、
撮影&文:三毛ランジェロの保護猫日記 今日は思い出深い、クララについてのお話をしましょう。 大人しいキジトラのクララは、生後6ヶ月くらいの時に、チャトラの茶太郎という、同じくらいの歳の男の子と、一緒に我が家にやってきました。 この2匹を保護して欲しいと連れてきたのは、近所の美容院のおばさんです。話を聞くと、おばさんのお隣さんは、クララのお母さんを外飼いしていて、同時に他の野良猫にも庭でご飯をあげていたのだそうです。 避妊手術をしていなかったお母さん猫と、野良猫の間に生まれた子供がクララというわけです。クララの兄妹たちは山に捨てられてしまったそうなのですが、臆病だったクララだけは捕まらないで、その家にいつづけることになりました。 きちんとした飼い主に、可愛がってもらっていたとは言えない環境でしたが、クララとお母さん猫は、このお隣さんが引っ越す前日までは、一緒にいたということでした。 さて、そ
ラフと歩く日々(3/4) - 腎不全の犬と家族の思い出 撮影&文|樫村 慧 こんな方へ ゴールデンレトリバーってどんな犬?|大型犬を飼うって、どんな感じ?|ある日突然、犬がやってきた|家族が相談もなく、犬を迎えた|一体だれが面倒をみるの?|愛犬が突然、腎不全と診断された|それでも犬は可愛い 主人が他界してから、連日親戚や葬儀会社の人がうちには出入りしていた。 来客中ラフはリビングのケージで大人しくしていて、今にして思うとラフは、あの期間が一番お利口だったのかもしれない。 葬儀を終えて家族3人とラフになると、小さな家が何だかとても広く感じられた。朝昼晩とラフのお散歩に出ていたが、知らない人から声をかけられる回数が多かった。 「お父さん、大変だったわねぇ」 私には面識のない人がラフと主人を知っていて、主人が他界した事までをも知っていた。それが少しずつイヤになって、朝はルートを変えてみたり、夜は
ラフと歩く日々(2/4) - 愛犬を看取る家族の 撮影&文|樫村 慧 こんな方へ ゴールデンレトリバーってどんな犬?|大型犬を飼うって、どんな感じ?|ある日突然、犬がやってきた|家族が相談もなく、犬を迎えた|一体だれが面倒をみるの?|愛犬が突然、腎不全と診断された|それでも犬は可愛い 経験した事のない地震が東日本を襲った時、茨城県北部にある、主人と私の実家も被災した。フットワークが軽い主人は、地震の次の朝には水や食料を買い込み、実家へと向かった。主人の実家の蔵が壊れ、週末ごとその片付けに追われていた頃、主人はひどい腰痛に苦しみ出した。整骨院や針に通ってもダメ。 それでも、ラフのお散歩には出かけていた。 内臓からくる痛みかもしれないからと説得して、仕事の半休を取り、近くの大学病院に行ったのは6月。 診断は――、ステージIVの膵臓癌―― 背骨にも転移していた。 ● セカンドオピニオンの為、癌研
撮影&文:三毛ランジェロの保護猫日記 我が家の猫・夕(ゆう)のお話をしましょう。 夕は3年前に私が保護した猫です。保護をした時、とても小さく、目は開いているけれど見えず、首には大きな噛まれ傷がありぐったりとしていました。すぐに動物病院につれていくと、その地域の野良猫の様子を良く知る獣医さんからは、「多分、猫白血病の猫に襲われて怪我をしたのだろう」ということと、「猫白血病が移った可能性が高い」と言われました。そして「今助かったとしても、猫白血病であれば、長くても3年」と余命宣告されたのです。 病気の可能性があるとなれば、譲渡で新しい飼い主さんを探すことはできません。そんな経緯で、夕はうちの子になったのです。夕という名前は、20年生きた先住猫の“朝”にあやかって長生きして欲しい、と願い名付けました。 うちにも慣れて、家族から可愛がられていた夕ですが、今年(2017年)8月半ば辺りに、夏バテのよ
ラフと歩く日々(1/4) - 腎不全の犬と家族の思い出 撮影&文|樫村 慧 こんな方へ ゴールデンレトリバーってどんな犬?|大型犬を飼うって、どんな感じ?|ある日突然、犬がやってきた|家族が相談もなく、犬を迎えた|一体だれが面倒をみるの?|愛犬が突然、腎不全と診断された|それでも犬は可愛い 1999年8月5日―― ゴールデンレトリバーのサンタを、熱中症で死なせてしまった。 まだ3歳だった。 ゴル(ゴールデン・レトリーバー)のブリーダーさんから譲ってもらったサンタの父親は、いわゆるチャンピオン犬。母親もとても美人で、スラッとスタイルの良い子。そんな両親から生まれたサンタは、水色のリボンをつけて、6頭兄妹の中で1番元気の良い子だった。 その頃、まだ小さかった、知的ハンデのある二男がしゃがむと、彼の腕の中に飛び込んできた子がサンタ。 「この子にしよう」と主人は決めた。 ● ハンサムな顔立ちで、足
ピーチーの闘病記:劇症肝炎編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り 愛犬ピーチーの突然の劇症肝炎。慌ただしく過ぎた1日が過ぎました。 ピーチーをDVMs(動物医療センター横浜)のER(救命救急)に残して飼い主は帰宅。その日の夜は、心配で仕方がなかったのですが、早めに寝る事にしました。翌日から始まるであろう、より深刻な状況を考えると、体を休めておくことが最善の策と思ったからです。 そして、一夜が開けました。 こんな方に: 愛犬が劇症肝炎|愛犬が急性の炎症性疾患|免疫疾患の可能性もある|治療方針の決断を迫られている|選択肢が乏しい|かかりつけの医師に任せるのが良いのか?|経験者の体験談を聞いてみたい 8月17日、早朝 お早うございます。 久しぶりに熟睡しました。 起きたらすぐにお風呂の電気を点けて(注1)、それからピーチーのトイレを確認…… いつもやっていたルーチンワークを、ついついやってしま
一昨日は肌寒くて、我が家では、この秋初めての鍋をやった。 白菜と豚肉メインの、ミルフィーユ鍋だ。 鍋自体には、味付けしなかった。 ポン酢と麺つゆときざみネギで、お好みの味のツユにして、それにつけて食べた。 美味かった。やっぱり鍋は最高だ! 鍋の季節の到来を、心から喜んだ。 そして昨日――、ちょっと残った鍋を見て思った。 「味変をしよう!」 そこで、ニラと鶏肉を買ってきた。 一昨日のミルフィーユ鍋は、味噌味のチャンコ鍋に変わった。 美味かった。やっぱり鍋は最高だ! 鍋の季節の到来を、心の底から確信した。 そして、今朝―― 残った鍋を見て考えた。 「味変をしたい!」 しかし、味噌味は最終形のように思う。 「どう変えればいい?」 悩ましい、今も悩んでいる。 もう昼だ。こうしている間にも、日が暮れて夜になる。 鍋の時間がやってくる。 どうする? どうする? そして、はたと気づいた。 「しまった、昨
文:高栖匡躬 犬を飼い始めると、急にご近所付き合いが身近になってくる。 今日はそんな話をしよう。 筆者も含め多くの男性は、家族から聞かされる、主婦同士の立ち話や、ママ友たちの悲喜こもごもの話を、まるで他人ごとのように捉えている。何故そうなのかと言うと、理解できなからだ。親身になるならないの話では無い。本当に実感が湧かないのだから仕方がない。 昨晩がそうだったように、今晩も、また明日の夜も、多くの男性たちが、家族から聞かされるそんな話に、「そうか、そんなことがあったのかあー」と、上の空で相槌を打つことだろう。目の前に情景が浮かぶようだ。 しかし、犬を飼うと、男性にとって周囲の環境が一変する。 朝の散歩では「お早うございます」と、すれ違うご近所の犬仲間(ご婦人が多い)に挨拶をする。時に犬同士が、互いに匂いを嗅ぎはじめたりすると、そこで立ち話をしないわけにはいかなくなる。 そんな事がしばらく続い
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