portmasterやportupgradeを使わず、portauditによる対象portsのアップグレードを行ってきたマシンにおいて、portmasterを使い始めるには色々注意点があるので、いろいろ纏めて見る。 一番大きなリスクは、共通の依存先portsに関する問題で、このことを何も考えずにportmasterを動かすと痛い目に遭う可能性がある。portmasterは依存先のportsが古い場合には、アップデート対象に指定したportsより先にアップグレードを行う。このとき依存先のportsが共有ライブラリでバージョンアップにより互換性が失われるケースがごく稀にある*1。 こういった依存先portsがアップデートされたportsも(バイナリ依存性が失われている場合には)、再ビルドが必要になる。もしバイナリ依存性が失われていない場合でも、デーモンの類なら再起動しておいた方が望ましい。 こ