あらすじ 「ゴリラの着ぐるみが町で暴れる」 本作の見どころはビッグフット対元ヤン女警察事務員のバトルである。重量差をものともせず互角の戦いを繰り広げる彼女は、バタフライナイフとライオットシールドを供に舞う。その様はさながら古代のヒスパニア歩兵のようだ。 さて本作を貶そう。密猟者が麻酔銃でビッグフットをゲットしたぜ!でも保安官にみつかって牢屋にぶち込まれたぜ!この冒頭のセットアップ。なぜか保安官は密猟容疑の被疑者に対して何を密猟したのかというチェックを怠るファインプレーを露呈する。結果麻酔が切れたビッグフットが大暴れするわけである。職務質問をしない現場警官にどれだけの価値があるのかを再確認させてくれる教材としてなら価値があるのかもしれない。まあ、リアリティを追求しすぎても無粋か。この程度の瑕疵は寛容の精神に従って見逃そうではないか。 では見逃せない瑕疵について語ろう。それはセットアップした舞