ソフトウエア会社のウエストユニティス(大阪市北区)は21日、眼鏡型のウエアラブル(身に着けられる)情報端末「インフォロッド」を開発し、今年7月から法人向けに販売すると発表した。重さ48グラムで世界最軽量級という。販売価格は税別12万5千円から。年内に約5千台の販売を目指す。 オリンパスが開発した小指の爪程度の大きさの画面に情報を映し出し、眼鏡のフレームの一部を指で触ることで画像の切り替えなどができる。製造現場などで作業マニュアルを見ながら作業することが可能になるという。 眼鏡のデザインを手がけたのはアイモ(同市東住吉区)。JR大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」内にある知的創造拠点「ナレッジキャピタル」で、両社の首脳が出合い、昨年夏から共同開発を進めてきた。 ウエストユニティスの福田登仁(たかひと)社長は「将来は消費者向け、海外向けの商品を出したい」と話した。