ブックマーク / ameblo.jp/ohjing (1)

  • 『追悼 吉本隆明』

    そのたびごとにただ一つ、世界のはじまり~瀧往人のブログ いのちと世界のかけがえのなさに向けて、語り続けます。 吉さんが、亡くなった。 なぜか、かつて海水浴で溺れて以来、吉さんは、すでに、「あちら」の世界に行ってしまったかのような錯覚にとらわれていた。 というのも、彼の著作というか対談集に、死の位相学というものがあって、そのなかで吉さんは、死んだときに天井あたりから自分や遺族の姿を眺める風景にこだわっていたのだが、私には、なんとなく、吉さんが、あのとき以来、その上空から私たちのことを眺める存在になっていたような気がしていた。 ところがそういった私の妄念とはうらはらに、吉さんはそのあとも、もうも満足に読めず、字もルーペを使って書くようになっても、「老い」に立ち向かい、どうってことないぜ、という姿勢を崩さなかった。 昨年来の震災、特に原発事故に対しても、あくまでも平静を装い、たとえ

    『追悼 吉本隆明』
  • 1