ブックマーク / nikubeta.hatenablog.com (2)

  • 科学者という「何にでも手を貸す小人の輩」 ブレヒト『ガリレイの生涯』 - オシテオサレテ

    東池袋の劇場「あうるすぽっと」にて、ブレヒトの『ガリレイの生涯』を見てきました。この前に芝居を見に行ったのは、2008年11月30日なので実に約4年ぶりの観劇となったわけです。2時間50分に及ぶ長編です。 文学座 ガリレイの生涯 トップ 劇のガリレオは何よりも理性を信じ、その理性が万人に分け与えられていることを確信しています。それがゆえに旧態依然とした世界観、それも支配者の統治の都合によって歪められた世界観を打破して、新しい理性にもとづく真の自然認識をもたらそうと奮闘します。 しかし同時に彼はおのれの自然探求を完遂するためなら手段を選ばない男でもあります。オランダで発明された望遠鏡の原理を聞きつけるやいなや、それを自作して、自らの発明としてヴェネツィア政府に売りつけ、俸給アップをとりつけます。研究の時間を確保するために、トスカーナ大公付きの数学者となるため、わずか9歳の大公にとことんへり

    科学者という「何にでも手を貸す小人の輩」 ブレヒト『ガリレイの生涯』 - オシテオサレテ
  • スキナーによる思想史の方法 スキナー「思想史における意味と理解」 - オシテオサレテ

    思想史とはなにか―意味とコンテクスト (岩波モダンクラシックス) 作者: クェンティン・スキナー,半沢孝麿,加藤節出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1999/11/05メディア: 単行 クリック: 38回この商品を含むブログ (18件) を見る クェンティン・スキナー「思想史における意味と理解」『思想史とはなにか』半澤孝麿・加藤節訳、岩波書店、1999年、45–140ページ。 http://www.jstor.org/stable/2504188 1969年に出された思想史の方法論についての有名な論文です。思想史研究者があるテクストを理解しようとするさいに、これまで2つのアプローチが取られてきました。一つは、テクストの意味を決定するのは政治的であったり経済的であったり宗教的であったりするコンテクストだとするものです。対してもう一つはテクストの自律性を強調して、その外部のコンテクストへ

    スキナーによる思想史の方法 スキナー「思想史における意味と理解」 - オシテオサレテ
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