ここまでに挙げた手法は、比較的低コストで十分な効果を得ることができますが、リニアにデータが増大していくようなテーブルが存在する場合には、当然ながらある時点でスケーラビリティが失われてしまいます。 そういった場合、例えばblogテーブルがどうしようもなく肥大化していった場合には、テーブル自体を分割していくことになります(図2)。テーブルを分割する際には分割キーと分割メソッドという2点について考える必要があります。 分割キー 分割キーは、単純に「テーブルを何で分割するか?」ということです。例えばブログのエントリを格納しているテーブルでは、ユーザーIDをキーにするか、ブログのエントリIDをキーにするか、という2つの選択肢が考えられます(実際、ブログではユーザーIDで分割していくのが一般的なようです。つまり、同じスキーマを持つテーブルAにはユーザーIDが1~10000のデータが、テーブルBにはユー