約125万件に上るとみられる日本年金機構の年金加入者情報流出問題で、機構に届いたウイルスメールの件名は厚生労働省が公表している年金関係の文書のタイトルと同じだったことが2日、厚労省への取材で分かった。このメールの添付ファイルを福岡県内と東京都内の年金機構事務所の職員が開封し、ウイルス感染して情報が流出した。警視庁は厚労省の文書名を悪用して職員を誤信させて添付ファイルを開かせる「標的型メール」によるサイバー攻撃とみて捜査している。 【年金情報流出の構図とは】遮断遅れ感染拡大、新種ウイルス検知できず 厚労省によると、メールの件名は「『厚生年金基金制度の見直しについて(試案)』に関する意見」。タイトルは企業年金国民年金基金課が2013年2月8日付で厚労省のホームページに掲載した文書と同じだった。 また、メールは5月8日までに年金機構の福岡県内の事務所に届き、職員が開封してウイルス感染した。そ
![<年金情報流出>件名、厚労省文書と同じ 誤信誘導か (毎日新聞) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/48beaf72556d53ed34938b5b89b5e35a966352a9/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Famd.c.yimg.jp%2Fim_siggObm_vm_l1UT4Azm59a64fg---x200-y130-q90%2Famd%2F20150602-00000028-mai-000-7-view.jpg)