このところ本業であるエレクトロニクス事業の収益性を取り戻してきているソニーだが、ヨーロッパの数字を見ただけでも、その自信の裏付けとなるブランド力と収益力の向上を見て取ることができる。 世界最大級の家電見本市「IFA 2017」で年末に向けた新商品・主力商品を並べたソニーヨーロッパの粂川滋社長は「プレミアムシフト(高付加価値商品中心の事業モデル)が成功している」と胸を張る。 ソニーのグローバルにおける売り上げの約4分の1を支えるソニーヨーロッパは、伝統的にテレビおよびビデオ、オーディオ製品に強かったが、テレビ事業の落ち込みが激しく大きな赤字を計上するようになっていた。この状況を大きく変えたのは、前ソニーヨーロッパ社長の玉川勝氏だった。最悪だった2012年からどのように復活したかは、2015年のIFAでもレポートした。 販売会社として当然やるべきことをやるーー。地道な努力で、ソニー商品が本来持
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