プロローグ編2010年7月、私はFacebook社に入社しました。外資系企業ではありましたが”日本(東京)勤務だし英語も話せないけど、まぁなんとかなるかな?”という感じで、あまり言葉の壁を深く考えずに入社しました。(当時の面接では、通訳をつけてくれてましたので、面接そのものは日本語で行いました。)それが、私のその後の人生における”言葉の壁”との闘いの幕開けになりました。 入社して初めて知ったのですが、私がなんとFacebook社において世界で初めて英語の話せない社員であったということなのです。 まず、入社初日からその洗礼は始まりました。当時シリコンバレーのスタンフォード大学のあるPalo AltoにあったFacebook本社から初日が始まりました。まず集合が本社の受付集合ということで、少し恐る恐るではありますが先に入社していた児玉太郎(初代日本代表、彼はバイリンガル)に引率してもらい集合場