2012年8月11日のブックマーク (1件)

  • 古代ギリシア哲学 パルメニデス

    パルメニデス(B.C.515?-B.C.450?) 一般に、ソクラテス以前の哲学者のなかで最も高く評価されているのがこのパルメニデスです。 この評価の高さは現代に限ったことではなかったようで、プラトンの対話編の中にもこの「パルメニデス」は他の対話相手とは別格扱いで登場します。 通常、プラトンの対話編の中で、ソクラテスは常に飄々とした態度をとり、対話相手を簡単に言いくるめてしまいますが、このパルメニデスは、唯一(『ソクラテスの弁明』に登場するディオティマもそれっぽいところがありますが……)、議論によって若きソクラテスを言いくるめてしまいます。 パルメニデスの学説の柱は「ある」という一言です。 この上なく単純な一言ですが、この単純な一言によって、パルメニデスはそれ以前の哲学者達が示した学説とは明らかに一線を隔した高度に哲学的な議論を展開していきます。 パルメニデスの学説に関しては、2500年以