2020年12月29日のブックマーク (1件)

  • 記者の目:「名付けられない病」と24年 「ただ患う」受け入れたい=谷田朋美(大阪編集局) | 毎日新聞

    統計には表れないが、医学で明白に説明できない病を抱えている人は少なくないのではないか。周囲から「怠け者」「だらしない」などと誤解を受けるだけでなく、医療・福祉によるケアや配慮を十分に受けられないまま、孤独に闘病している人たちがいることを知ってほしい。 数値異常ないが常に頭痛、倦怠 実は私自身、15歳から頭痛、倦怠(けんたい)感、呼吸困難感などインフルエンザのような症状が続いている。発症以来24年間、一瞬でも症状が消えたことはない。ただ、症状は周囲に見えにくく、どんな検査でも数値に異常がないことから、医師には「気の持ちよう」と言われ、家族にも理解してもらえなかった。むしろ説明すればするほど、同情や援助を不当に得ようとしていると受け取られるジレンマに陥った。精神疾患を疑ったこともあるが、どんな薬も効かず、診断を求めて20年以上病院を巡った。 28歳の時、医師に脳脊髄(せきずい)液減少症と診断さ

    記者の目:「名付けられない病」と24年 「ただ患う」受け入れたい=谷田朋美(大阪編集局) | 毎日新聞
    inubo
    inubo 2020/12/29