オバマ氏、ホワイトハウスに子犬 「私のような雑種を」2008年11月8日23時15分印刷ソーシャルブックマーク 【シカゴ=小村田義之】オバマ次期大統領の当選後の「初舞台」となった、7日の記者会見。選挙戦の熱狂こそなかったが、経済危機対応への決意を示す落ち着いた語り口に、少しばかりの「失言」も織り交ぜて、「大統領らしさを演出する」というハードルを軽々と越えて見せた。 失業率が発表される日に図ったように経済顧問の会合を開き、会見は直後に設定された。オバマ氏の背後には米経済界の大物たちが並ぶ。だが発言の機会は与えられず、最後まで黙って見守った。 「米国は強く、回復力のある国だ。政争は脇に置いて、一つの国として力を合わせれば成功する」。オバマ氏は特に緊張した様子もなく、景気刺激に向けた具体策を説明し、淡々と会見を進めた。だが質問する記者はあらかじめ決められていた。メディア対応に慎重な次期政権の姿も